5. 佐敷上グスク(佐敷城跡)

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5. 佐敷上グスク(佐敷城跡)

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佐敷グスクは、沖縄本島南東部に位置する南城市佐敷にあり、琉球を統一した尚巴志の父である尚思紹が、島添大里グスクを攻略する前に築いたグスクです。標高20m〜50mの丘陵地に位置し、中城湾や勝連半島を一望できる絶景のスポットです。

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グスクの斜面には崩落を防ぐための「石列」が確認されましたが、沖縄のグスクに見られる石積みの城壁は発見されていません。頂上から下方へ向かって段階的に平場が広がる連郭式の構造で、最近の調査により、斜面には石張りが施され、段々の郭は石積みによって区画されていることが判明しています。

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佐敷グスクは、琉球の三山統一を成し遂げた尚巴志が生まれ育った場所としても有名で、琉球王国の歴史の一端を感じることができます。尚巴志が統一を果たす過程で、ここから居を移したと伝えられています。

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佐敷グスクを訪れるには、国道331号沿いの佐敷小学校の横にある大きな鳥居が目印です。この鳥居をくぐり、坂道を登っていくとグスクに至ります。台地上の先端部に築かれていることから、別名「上グスク」とも呼ばれています。

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1938年には、尚巴志王500年祭を記念して佐銘川大主を大祖に、第一尚氏王統の歴代王たちを祀った「月代宮」も建設されました。尚思紹・尚巴志とゆかりの人々の足跡が色濃く残るこの場所は琉球の歴史を知る上で重要な地となっています。

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