1. 首里城 | 沖縄の世界遺産を巡る旅
首里城は、琉球王国の象徴で、1429年に尚巴志が統一権力を確立し成立。海洋王国として栄え、外交・貿易を通じて発展しました。1469年には政権交代があり、第二尚氏王統が約400年続きました。首里城はその中心で、18世紀以降の様式で復元され、2000年に世界遺産に登録されました。
琉球王国は海洋王国として発展し、外交・貿易を通じて中国や日本、朝鮮と結びつきました。1609年、薩摩藩の侵攻で表向きは中国の支配下、内実は薩摩と徳川幕府の従属国という中で存続していました。琉球は独自の文化を維持し、外交戦略を展開。1879年に日本政府が首里城から国王を追放し、琉球王国は滅亡しました。
1879年、日本政府が軍隊を派遣し琉球王国は滅亡。首里城は日本軍の利用後、1945年の沖縄戦でほぼ全焼。戦後、琉球大学のキャンパスとなり、2000年に世界遺産に登録。復元された城は18世紀以降の様式で保存されている。
首里城は歴史上数回の焼失と復元を繰り返しています。2019年に火災が発生し、正殿などが焼失してしまいました。しかし沖縄県民の熱い思いと共に速やかに首里城復興が計画され、2026年の完成を目指して復元作業が進められています。現在では「見せる復興」として復旧・復元の過程が一般公開されています。
首里城は沖縄の歴史や文化の象徴であり、その歴史的な重要性から、再建や継承活動は地元住民や日本全体にとって重要なテーマとなっています。