百年古家 大家 | 沖縄そば
百年古家 大家概要
名護市中山の山あいにひっそりと佇む「百年古家 大家(うふやー)」。川が流れる小さな谷間に、赤瓦屋根の古民家がいくつも連なり、石畳の小道や庭木が整えられた敷地は、まるで昔の沖縄の集落をそのまま切り取ってきたような風景です。那覇から車で北へ約1時間半、やんばる方面へ向かう途中に立ち寄りたい、“景色ごと味わう”沖縄そばと琉球料理のお店です。
屋号「うふやー」に込められた古民家のストーリー
メインとなる「安里家」は、明治34年(1901年)に建てられた歴史ある琉球古民家。築100年を迎えた2001年に修復が行われ、その南側に「沢岻家(たくし家)」、北側に「新城家(あらぐすく家)」を移築・復元し、2004年に沖縄そばと琉球料理の店としてオープンしました。「大家(うふやー)」という名前は、安里家の屋号からとったもの。沖縄では同じ姓が多いため、昔は個人名より屋号で呼ぶことが多く、「うふやー」には“本家・ムートゥヤー”のような意味合いが込められているそうです。
月桃香る自家製生麺と、かつお香るだし
大家の沖縄そばは、麺づくりから始まります。独自の配合で小麦粉を温度や湿度に合わせて水分量・塩分濃度を調整しながら仕上げる自家製生麺は、のど越しとなめらかさ、しっかりとしたコシを兼ね備えた一本。そこに、あっさりとしていながらも奥行きのあるかつおベースの特製だしを合わせ、三枚肉とソーキ肉を贅沢にトッピングした“大家そば”は、沖縄そば好きにも満足感のある一杯です。
沖縄そばと琉球料理を一度に楽しめる
ランチタイムには、沖縄そばを中心にしたセットメニューが人気。自家製麺のそばにじゅーしー(炊き込みご飯)小鉢がつく定食風のスタイルで、旅の途中でもしっかり“沖縄のごはん”を味わうことができます。夜はアグー豚のしゃぶしゃぶや琉球料理のコースが用意されており、古民家空間でゆったりとコース料理を楽しめるのも大家ならでは。そば目当てのランチにも、特別な夕食にも使える、頼もしい一軒です。
滝と庭園、石畳がつくる“沖縄の原風景”
敷地内には、石橋のかかる小川や滝、緑に包まれた遊歩道があり、食事の前後には庭園散策も楽しめます。チャーギ(イヌマキ)の木や石垣、赤瓦の屋根が連なる光景は、まさに沖縄の原風景そのもの。ランチタイムには滝や森の音をBGMにそばをすすり、食後は石畳の道を歩きながら静かな集落風景を眺めれば、忙しい日常からふっと切り離されたような時間が流れます。
昼はやんばるの風、夜はライトアップの幻想空間
昼の大家は、山あいを吹き抜ける風と、緑の中に映える赤瓦屋根が印象的な“やんばるの古民家”。一方、夜になると建物や庭がライトアップされ、石畳にあたたかな光がこぼれる幻想的な雰囲気に包まれます。星空の下、月明かりと灯りに照らされた古民家で食べる琉球料理は格別で、同じ場所とは思えないほど昼と夜で表情が変わるのも、このスポットの魅力です。
家族旅行やグループ旅にもぴったり
広い敷地に複数の古民家棟が点在し、座敷席やテーブル席も多く用意されているため、家族旅行やグループ旅でも利用しやすいのが大家の良いところ。駐車場も広く、やんばるドライブの途中に立ち寄る拠点としても重宝します。「ただの古民家そば屋」ではなく、建物や庭、空気ごと楽しめる“大きな一つのスポット”として、北部観光のコースに組み込みたい場所です。
おきめぐりでの楽しみ方
おきめぐりの沖縄そばテーマでは、“やんばるの古民家と庭園で味わう一杯”として大家を組み込むのがおすすめです。名護湾や古宇利島、本部方面の観光とあわせて、山側に少し足を伸ばし、ランチタイムに大家のそばセットでひと休み。食後は庭園を散策し、滝の音や森の気配を感じながら、やんばるの空気をゆっくり身体に染み込ませるように過ごしてみてください。沖縄そばをきっかけに、“古民家・庭・山の景色”という、もう一つの沖縄の魅力に出会えるはずです。