2. シルミチュー | 沖縄の聖地・秘境巡り
浜比嘉島に位置するシルミチューは、比嘉集落の港から右方向に進んだ先にあります。その入り口には石でできた鳥居があり、108段の長い階段が待ち構えています。
階段を登りきると、神話に登場する「シネリキヨ」と「アマミキヨ」が住んでいたとされる鍾乳洞が姿を現します。この場所を訪れる人々には子宝に恵まれるという言い伝えがあり、特に旧正月には多くの参拝客が訪れます。
シルミチューへのアクセスは、駐車場がある「シルミチュー公園」から徒歩で約200mの距離です。 駐車場までの道のりは、未舗装の道や車が行き交う細い道もあるため、運転には十分な注意が必要です。
浜比嘉島では、島にある12か所の拝所を廻って、家族の健康、豊穣、村の繁栄などを祈願する伝統行事「年頭拝み」があります。 シルミチューもその拝所の一つで、儀式には比嘉集落のノロや島民が三線や舞を奉納し、港の船には大漁旗が掲げられます。
海辺の緑豊かな風景や、古くからの石垣が並ぶ集落など、自然と歴史が融合したシルミチューは、訪れる人々を魅了してくれます。