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護佐丸歴史資料図書館 | 二童敵討の舞台を巡る旅-組踊

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中城村護佐丸歴史資料図書館は、2016年5月に新しく会館した施設で約12万冊の収蔵能力を備えています。 施設名の通り、沖縄の歴史でも名の知れた武士・護佐丸が築城した中城城跡について学べる歴史資料館となっており、 中城城跡の歴史展示室や建築の特徴等を学ぶことが出来ます。 他にも琉球史を学べる郷土資料や児童コーナー等があります。

護佐丸歴史資料図書館_1

護佐丸は15世紀の琉球王国の按司であり、尚巴志に仕えて北山討伐などの戦功を挙げました。 彼は「築城の天才」と称され、中城グスクの遺跡ではその高度な築城技術が窺えます。 また、6代の王に仕え、忠義心の厚さが彼の人柄を表しています。

護佐丸歴史資料図書館_3

護佐丸は1390年頃に生まれ、若くして北山討伐に参加し、その後座喜味グスク、中城グスクなどで城主となりました。 彼は築城の才能に優れ、厳しい条件下でも城を完成させるなど、その手腕が評価されました。 また、青年期から晩年期にかけての重要な出来事等からまさに戦国時代の熱烈な時期を生きていた、琉球史において非常に有名な戦国武将となりました。

護佐丸歴史資料図書館_5

「護佐丸・阿麻和利の乱」は1458年に尚泰久王時代に琉球王国内で発生した内乱で中城グスクで結末を迎えました。武士・護佐丸は阿麻和利に追い詰められ自害し、王府をも攻略しようとした阿麻和利も滅亡し、琉球の二大勢力が同時に消失しました。これが「護佐丸敵討」、「二童敵討」と呼ばれ、護佐丸の子(二童)が阿麻和利の謀略で失った父・護佐丸の仇を討つ姿を描く感動的な物語です。最後の場面で阿麻和利が踊り子に扮した兄弟に魅了され、隙をつかれるという意外性も見どころで、琉球の歴史と文化が絡む重要な出来事として「組踊」として伝承されています。

護佐丸歴史資料図書館_7

興味を持たれた方は、ぜひ「護佐丸歴史資料図書館」を訪れ、その貴重な歴史的な資料や情報を探求してみてください。護佐丸の偉業や琉球の歴史に触れることで、新たな発見や理解が得られることでしょう。

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