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中城城 | 二童敵討の舞台を巡る旅-組踊

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中城城跡は、沖縄県中頭郡中城村と北中城村にまたがる標高150m~170mの石灰岩丘陵上に位置し、世界遺産の「琉球王国時代のグスク及び関連遺産群」に指定され、国指定史跡および「日本100名城」にも選ばれています。城は美しい曲線で構成された琉球石灰岩の城壁からなり、戦略的に守りやすく攻めにくい地に築かれました。

中城城_1

琉球王国時代に築かれた中城城は、14世紀後半から約600年以上にわたり存在した琉球王国の歴史を物語っています。城内には地域の豪族層である「按司」が築いた城(グスク)があり、沖縄のグスクの中でも城壁が残されていることで有名です。石垣には美しい曲線が見られ、緻密されたアーチ門をが残されており、その建築技術はアメリカから訪れたペリーも称賛したという歴史もあります。

中城城_3

中城城は、豪族である先中城按司によって築かれました。「築城の名手」と呼ばれた武将・護佐丸(ごさまる)が15世紀前半に城を拡張し、六つの郭が連なる六連郭の構造へと改修されました。この時期、中城城は琉球を統一した尚巴志王に仕え、その後の歴史に多大な影響を与えることとなります。

中城城_5

1440年頃、護佐丸は三代目王尚忠の命令により座喜味グスクから中城城に移封されました。しかし、同年に護佐丸が勝連城主の阿麻和利の謀略によって滅ぼされると、中城城は一時的に尚氏の支配下に置かれました。その後の数世紀にわたり、中城城は琉球王権や地方行政の中心地となっていきました。

中城城_7

中城城は、その歴史的な価値と建築的な特徴が評価され、2000年にユネスコの世界文化遺産に登録され、この城は他のグスクと比較しても原型を留め、戦禍の影響が少ないため、琉球の築城技術を知る上で非常に貴重なグスクとして大切にされています。

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