3. 沖縄伝統空手道古武道国際研修センター | 空手発祥の地 沖縄
沖縄伝統空手道古武道国際研修センターは、読谷村に位置する体験型の空手道場です。 「体験王国むら咲むら」内にあり、小林流、剛柔流、上地流の伝統的な空手流派を事前予約制で体験することができます。
小林流、剛柔流、上地流はいずれも沖縄伝統空手の主要な流派であり、独自の特徴と歴史が受け継がれています。 小林流は、琉球王朝時代に武術師範として仕えた松村宗棍(まつむら そうこん)の技を基に知花朝信(ちばな ちょうしん)らが命名した流派で、首里手を起源とし力の取り方抜き方が特徴で当て身の破壊力を高めることを重視しています。
剛柔流は、那覇手を起源として宮城長順(みやぎちょうじゅん)が創設した流派で、その名の通り剛性と柔軟性を組み合わせた技が特徴です。剛柔のバランスを重視し、「剛柔呑吐」といって呼吸法がを大事としており、流れるような動きと短距離で最大の力を発揮できる攻撃法が鍛えられます。
上地流は創始者である上地完文(うえち かんぶん)によって始祖されました。 上地流は、中国のパンガイヌーン挙法を基に「掌」での攻撃が多く、指先や足先を使った技が特徴であり、指や足先までも肉体を鍛錬することが求められる流派です。
これらの流派は、それぞれの伝統や哲学を背景に、空手の奥深さと多様性を体現しています。 小林流の力強さ、剛柔流の柔軟性、上地流の独特な技法を是非、体感してみてください。